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本選挙に向けて、サントスとレオはそれぞれ遊説に各地を飛び回る毎日です。

そんな中、ギャラップの世論調査の結果を、スタッフ達は今か今かと待っていました。ジョシュはワシントンに選挙本部を構え、新たに採用するスタッフの面接を始めます。

一方、ホワイトハウスでは軍用スペース・シャトルの漏えい問題を巡る内部調査が進められ、CJは法律顧問オリバー・バビッシュから事情聴取を受けます。

また、ハフリー下院議長がサントスが売りとしている教育プランと酷似した教育法案を投票に持ち込もうとしていることが明らかになるのでした。

ジョーイは"マミー・プロブレム"が持ち上がることを心配します。
"マミー・プロブレム"とは、有権者は国を守ってくれる強い父のような存在が欲しいと共和党に入れ、仕事や医療などを与えてくれる優しい母のような存在が欲しいと民主党に入れる、というものでした。

スタッフからは、湾岸戦争でも戦っているサントスの軍隊経験の豊富さをアピールしては、という意見も出ますが、ジョシュは安全保障問題では共和党に勝てないと主張し、勝ち目のある経済問題にマスコミの目を集中させようと言うのです。

予備役の訓練における軍服姿の映像が功を奏し、サントスは支持率で共和党のヴィニックに数ポイント差まで迫る勢いを見せます。

ヴィニック陣営は対抗策を話し合った結果、サントス側に揺さぶりをかけるために、ヒスパニック票を取り込もうと考えました。

しかしヴィニックの選挙スタッフとして長年務めているレオンは、自らもヒスパニック系であるため、この戦略に疑問を持つのです。

調査委員会に召喚されたマーガレットは、ドレスデン議員から、ブロックからCJにかかった電話のことで追及を受けます。

一方、サントス陣営は"教育ウイーク"としてペンシルベニアの大学や高校で遊説を続けていました。

記者から「偉大なる知性が宇宙を設計したと思うか」と聞かれたサントスは「神は知性的だと思う」と答えてしまい、ジョシュは政教分離に違反することを恐れます。

トビーが国家機密の漏洩を告白しました。

CJはすぐ法律顧問室のスタッフを呼びます。食事先から戻ってきたバビッシュは、トビーを事情聴取します。

トビーの弁護士アラナが駆けつけ事情聴取は中断しますが、他に関わった者がいないと確認したところで、バビッシュとCJはバートレットに報告するのでした。

投票日まで63日と迫った日、テレビでサントスが「無条件で中絶に賛成」しているかのようなCMが流れます。

ヴィニック陣営ではなく、共和党の委員会が作ったものでしたが、サントスは窮地に追い込まれ、やむなく中傷広告を作ることにしました。

ついに大統領候補2人だけの討論会の日になりました。

ヴィニックは、スタッフが決めた回答間の制限が気に入らず、ステージ上で、サントスに「本物の討論をしよう」と迫ります。

二人は国境問題、医療保険、教育、銃規制、代替エネルギーなど、あらゆる問題に対して、討論を進めていくのでした。

ロスで、ヒスパニックの警官がアフリカ系の少年を撃ち殺したというニュースが入ってきました。

ロス行きの予定を繰り上げ、少年の家を弔問したほうがいいと、サントスのスタッフは手配に追われるのでした。

一方ホワイトハウスでは、土曜にもかかわらずウィルとCJが出勤していました。

CJは、バートレットの娘エリーとヴィックと結婚式の打ち合わせをする予定でしたが、カザフスタンと中国でトラブルが起きたため、ケイトとそちらの対応に当たり、打ち合わせはウィルに任せました。

エリーの結婚式前日、ホワイトハウスでは準備が進んでいました。

バートレットがバージンロードを歩くリハーサルをしている時、ロシア軍がカザフスタン国境に進軍しているという連絡が入ります。

娘の結婚式を気にしつつ、バートレットはロシア大使や中国大使と連絡を取ります。

遊説を続けるサントスでしたが、選挙まで6週間だというのに、まだヴィニックに7ポイント差をつけられていました。

党内からは、このままジョシュに選挙参謀を任せていいのかとの声もあがり始めるのでした。

副大統領候補の討論会を控え、レオがリハーサルを行ないました。
だがレオがまともに意見を言えず、一同は不安にかられるのです。

しかもなぜかインターネットや新聞で「レオの討論がひどい」ことが話題になりました。

翌日のリハーサルも最悪の出来だったため、ジョシュたちはあきらめムードになります。

ダニーに呼び出されレストランに来たCJは、リズの夫で下院選に立候補しているダグが、ベビーシッターと浮気していたと聞かされます。

翌週、大統領が応援演説をすることになっていたため、CJはウィルに真偽を確かめるよう頼みます。

カザフスタン情勢に動きはありませんが、スーダンで政府軍と民兵による難民キャンプ攻撃が勃発しました。
難民権利同盟のラウセンから現地の悲惨な様子を聞かされたＣＪは、スーダン政府に石油の収益金が入らないよう国連決議を提出することを思い立つのです。

カリフォルニア州サンアンドレオ原子力発電所で事故が発生、このままではメルトダウンが起きる可能性があります。

事故を起こした発電所は、25年前、ヴィニックが建設を推進した原発でした。

原発事故のニュースを知ったサントスとジョシュは、事故を利用しないだけではなく、声明も出さずインタビューも受けずじっとしていることを確認します。

民間のエンジニア２人が原子炉格納施設に入りバルブを直しますが、高濃度の放射線を浴びながらの作業は15分が限度でした。

サンアンドレオの原発事故の影響で、サントスの支持率が大幅にアップ。一方、ヴィニック陣営は意気消沈。しかもヴィニックが風邪をひいたことで、健康面で問題があるような印象にもなりかねなくなりました。

そんな中ホワイトハウスでは、カザフスタン情勢に頭を痛めていました。

バートレットは、今回の任務を引き継ぐことになる２人の大統領候補を呼びます。

フィラデルフィアのホテルで、ブルーノはサントスのブリーフケースを見つけます。

タグがないため中を確認し、サントスがアニタ・モラレスという女性に毎月小切手送っていることを知るのです。

調べてみると、彼女は29歳の未婚女性で7歳の女の子がいました。だが、ヴィニックは相手候補のスキャンダルを流すことをためらいます。

投票日まであと5日。ラストスパートとばかりに、サントスたちは殺人的なスケジュールで、各地で集会を続けていました。

サントス陣営には、ジョン・ボン・ジョヴィが応援にかけつけ、一緒に各地を回っていましたがスケジュールはどんどん遅れ気味になり、肝心な政策につながる報告を聞く時間もなくなって、サントスは苛立ちを募らせるのです。

投票開始まで5分となり、対策室に集まるスタッフたち。いよいよ投票が始まり、次第に出口調査の結果も出始め、サントスの優勢が伝えられます。

だがジョシュは、出口調査の数字が信じられず、偏執的なほどマイナス方向に考え、スタッフにあきれられるのでした。

一方、カリフォルニアで投票を見守るヴィニック陣営でも、出口調査の数字がおかしいと、ブルーノがこだわっていました。

予想通りの大接戦が繰り広げられる中、レオが心肺停止の状態で病院へ搬送されたとのニュースが伝わり、両陣営に衝撃が走ります。

知らせを受けたバートレット大統領とCJも、大きなショックを受けます。

サントスとヘレンは病院へ行こうとしますが、ルーは西部でまだ投票が終了していないため、マスコミには伏せておくべきだと主張するのでした。

レオの葬儀がしめやかに執り行われました。

悲しみにくれる暇もなく、サントスとジョシュは下院議長や副大統領の人選に頭を悩ませるのです。

下院議長には3人が立候補しており、有力候補のフィールズはサントスの友人でした。
フィールズはサントスに後押ししてくれるよう頼みますが、ジョシュは下院議長レースに口を出すことには反対でした。

仕事に追われ、やつれ果てていたジョシュでしたが、サムを次席補佐官としてリクルートするためカリフォルニアに飛びます。

サントスは、ロシアと中国のにらみ合いに軍事介入したことに不快感を示し、ジョシュにも相談せず、中国国家主席に直接電話をかけ「遺憾に思う」と言ってしまうのです。

国家安全保障局から報告を受け怒るCJ。

次期大統領のサントスは、副大統領はベイカーと決めていましたが、共和党が多数党の上院では承認されるかがわかりません。

共和党の動向がポイントとなる中、サントスはヴィニックと会うことにしました。

CJは、IT長者のフランクリン・ホリスから直々に「百億の資金を出すから何か課題に取り組んでくれ」とオファーされます。

それだけではなく、サントスからも「大統領付き特別顧問になってくれ」と正式なオファーを受けるのでした。

一方アンディもCJを訪ね、大統領恩赦でトビーを減刑してほしいと頼みます。

CJはチャーリーに頼んで恩赦の適用者リストを見ますが、トビーの名はありませんでした。

CJはマロリーの訪問を受け、レオの遺品の中から出てきたというある物を、バートレット大統領に渡してほしいと頼まれました。

バートレット大統領はデビーに急かされながらも、次期大統領就任式の寸前まで仕事を続け、最後にホワイトハウスの中を散歩に行き、職員たちに今までの礼を述べました。